ご覧いただきありがとうございます😊
今日は保険診療での歯周病治療についてお話ししたいと思います🤓☝️
どんな人が歯周病治療を受けるの?
歯周病の判断基準は
・歯周ポケットの深さが4mm以上であること
・顎の骨の吸収が認められること
・歯ぐきに炎症があること(腫れや出血など)
・歯が動揺していること
・歯ぐきのなか(歯の根の部分)に歯石が沈着していること
・プラークコントロールが不良であること
などです。
以上の事柄を総合的に歯科医師が考慮した上で、治療が必要か判断しています☝️
歯周病治療の内容は?
まず、最初に来院された段階では、詳しい状態を確認するために
・問診
・お口全体のレントゲン写真撮影
・歯ぐきの検査
・お口の中の写真(カメラで)撮影
を行います
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お口の中全体の状態の説明を行います。
歯周病がある方には→歯周病とはどういった病気なのかを説明し、現在どのような状態であるかと治療方法をご説明します。
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ブラッシング指導と、歯ぐきの上の歯石を超音波の機械で取り、歯をブラシで綺麗に磨きます。
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2週間ほどあけてから再び
歯ぐきの検査とお口の中の状態を写真で撮影します。
検査の結果、必要であれば、歯周病治療へ導入します☝️
歯周病治療とは
簡単に言うと
歯ぐきの中の歯石をとること
と
プラークコントロールを改善、維持させること
※必要であれば食生活や生活習慣の改善についても指導します
です😊!!
歯ぐきのなかに付いた歯石は、血液の成分などによって黒く、そしてとても固く、強固に歯に沈着しています💨
なので、到底一回でお口全部の歯石をとることはできないのです😣
多くの場合3回〜6回程に分けて歯石を除去していきます。
毎回ブラッシングのチェックも行います✨
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全ての歯の歯石除去が終わると、
再評価
を行います☝️
・レントゲン写真撮影(小さいのを10枚)
・歯ぐきの検査
・お口の中の写真撮影
を行い、歯科医師が診断し、
・治癒していれば
→メンテナンス(定期検診 半年ごとや1年ごと など)
・治癒はしていないが、病状が安定していれば
→3か月ごとのSPT :サポーティブペリオドンタルセラピー (歯周病安定期治療)
※現状維持をするため、3ヶ月ごとにメンテナンスを行うこと
・歯ぐきのなかの歯石が残っていたり、プラークコントロールが悪く、再度歯石が沈着していれば
→再度、歯ぐきのなかの歯石取りを行う
・歯石取りが極めて難しい場合や、外科的処置によって改善が見込める場合
→外科的処置(歯ぐきをめくって歯ぐきの中の歯石を取ることや、顎の骨に人工骨を添加する処置 など)
のなかから、患者さんに必要な処置を行うこととなります。
再度歯石取りをした時や、外科的処置を行ったあとはまた再評価を行います☝️
下の図がわかりやすいと思います😊
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歯周病治療で大切なことは?
歯周病治療で最も大切なのは、
ズバリ!
メンテナンス
です!!
歯周病は生活習慣病です
つまり、日々のブラッシング習慣や生活習慣、食習慣などにより悪化してしまう病気なんです☝️
お口の中の細菌は0にすることは不可能です💦
なので、ブラッシングにより上手くコントロールしていくことが大切なのです!😊
せっかく1度、治癒または安定した状態になったとしても、
またプラークコントロールが不良になれば、歯ぐきは腫れ、出血し、
それが顎の骨の吸収を進める原因になってしまいます。。。
ご自身のブラッシングだけでは補えない部分(歯ブラシでは歯周ポケット1〜2mmの部分までしか磨けません)を、
歯科医院でクリーニングすることが大切です🤗
まとめ
・歯周病治療を保険診療で行う場合は、行う内容や順番が定められている
・歯周病は患者さん(ブラッシング)と、歯科医師・歯科衛生士(治療やメンテナンス)が協力して始めて治療の効果が出る
・歯周病治療の目的は主に現状維持・進行抑制である
簡単にはなりますが、これが歯周病治療の流れとなります🤓☝️
最後までご覧いただきありがとうございました😊
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